バリ島マデウィに住む女子の雑記ブログ

いつも波乱含みで周りと同じように生きられない女子の体験エピソード

#6 物乞い

さっきヌガラの夜市へ行った時の事。

3人も物乞いが寄ってきた。

 

あーーーすっかり忘れてた。

夜市や大きな市場へ行く時は、かならず小さいマネーを用意しとくはずだったのに、この日は訳あって2万ルピア札しか持ち歩いていなかった。

2万ルピア札というのは日本円で約2百円。

 

最初バリがよくわからなかったときは、これくらいの金額も渡したことがあったが、こっちに暮らすうち、もっと少ない額でもよいことを知った。

 

ターゲットはやはり外国人や裕福そうな人らしい、でも物乞いはその夜市内で他の人にもアタックするため、結局わたし一人でその人の一食分を助けようとしなくてもいいらしい。

 

むしろ、裏にボスがいたり、背景もいろいろだそうで一概にほんとうにお金に困っている人なのかどうかはわからないことも多いそうだ。

 

この日は夜市で夜食を終わらせ、駐車場へ行く途中、後ろのトランクが開いていて電気もついていない妙な雰囲気の車があり、そのトランクには人が乗っていた。

 

『なんか、、へんな車。』

と思っていたら旦那さんが、これに物乞いが乗っていてさっきのもここから出てきてるといっていた。

最近は旦那さんのはなしもあまりまじめに信用してないのでほんとうかどうかはわからないがそうらしい。

 

以前おなじくヌガラの生鮮市場に行ったとき、おばちゃんの物乞いがしつこく『くれっ、くれっ!』手を出してきた。

まだ物乞いに慣れていなかったため顔を合わせず無視していたが、しまいには怒って店の人にぐちぐち言ってる。

あーーーもうやだこんなとこっっ!

いつもこうなる。

 

でも立ち去った後おばちゃん遠目によくみたら遠目でもわかるほどの金ぴかじゃらじゃら。

アクセサリーいっぱい。

 

なんや、試されたってわけね。

でも後で思った。その時わたしはイスラムのヒジャブを被っていた。

イスラム教は貧しい人に手を差し伸べることをよしとしてるため、だから外国人だし、ムスリムだしおばちゃんわたしに挑戦したのだろうか。

 

たしかに、、ムスリムの店で何度か目にしたけど点々とワルンを回っている物乞いにたとえ少額でもかならず渡してる。

 

5リブ(50円)でバナナの葉っぱのナシブンクスが買えるので、最小額1リブ(10円)か2リブ(20円)でも数回もらえば食べ物が買える。

そんなことを旦那さんから聞いてからはあまり深刻に金額をかんがえなくなった。

 

むしろこっちがまじめに考えすぎているだけで演技でだまされている場合もなきにしもあらず。

 

なんだったかな。。?旦那がいってたことで『へぇーーーそうなのっっ・・?』

ということがあった。

たしか物乞いに関してだった、、

 

『日本人はまじめだからちゃんとあげるけど、ほかの外国人そんなのあげないよ』

みたいなことを言っていたことがある。

文化の違いだろうか。

 

Tシャツ一枚買うんでも『日本人は固い』んだそうで『外国人はオッケーオッケー!やっちゃって~』なんだそうである。わりと簡単に買うんだそう。

 

でも物乞いにまじめに対応しちゃうのは日本人で、外国人は『NO』で終わりとか。

ほんとだろうか、、?

 

わたしがもし『Tシャツ買ってよ』と、売りつけられてもわたしもまずは断る。

 

周囲も見せないほどに広げて、強引に売りつけられるというやり方がまず嫌い。

 

こころではマデウィというバリでも有名なサーフポイントのロゴが入っているTシャツを欲しいと思うだろう。

だって、それを着てるだけでマデウィを知った気になれる。

 

でも、『買わぬなら、買わせてみよう、マデウィTシャツ』のような笑いか、おもしろいパフォーマンスがほしいかな。

『来た、パフォーマンス!』で、すぐ買うかも。

こころではあと一押し待ってる。

 

マデウィはロシア人も多いんだが『ロシア人はバカヨ』みたいなことも言ってたことを聞いたことがある。

 

『バカ、ロシア人は賢いよ、寒いところの人は頭のいい人が多い。』といってやったが、旦那はというかバリ人口も悪いので、バリマジックにかかっていただけでそれが解けたいまは反撃しまくっている。

 

バリ人、インドネシア語から日本語への変換の癖上仕方ないのか、バリ人はよく『バカ バカ』いう。

バカはインドネシア語で『ボドー』

 

わたしは昔それほどバカバカ簡単にいう人間ではなかったが、ここにいるうちによく言うようになってしまった。

あんまり『バカ バカ』聞くので、対抗する言葉が見つからなかったのだろう。

 

プライドが高いのか他人も他の文化も見下しまくってるので、一緒にいて聞いててストレスになるくらいなら耳を傾けるかはどうあれ、言ってスッキリ自分の意見はきみとは違うということをこの先も表し続けたい。

 

まぁそんな子供っぽいところがバリ人男性のおもしろく惹かれる部分でもあるのだと思うけど。。

 

 

でも昔バリに来た時ほど物乞いの姿は見なくなった。

2000年以前に来た時は高校生だったがデンパサールのバドゥン市場で物乞いに追いかけられて市場を見るどこじゃなかった。

 

ブドゥグールの夜市へ寄った時も子どもたちがウワァーーっと数人きてこわかったのを覚えてる。

 

マデウィでいまの新しい家に引っ越す前の仮住まいは大きな通りに面していたためか、いつもかならず2週間に一度のわりあいで『おかねちょうだい』と来るおばあさんがいた。

おばあさんなんだけれど抱っこ紐を肩からさげている。

赤ちゃんを抱っこしていると装っている。

 

お金をわたす横で、旦那が一言。

『マデウィの村中まわってるんだからあの人ぜったい金持ちよ』

たしかに、20円ずつもらったとしても村中回ればけっこうな額になるかもなぁ。

 

ここに長くいると思考もだいぶ変わり、こうなる。

 

結局ヌガラの夜市では2万ルピア札(約2百円)を渡すことになった。

『大きいお金しかないっっ』とぶつぶつ言いながら。。

 

もし覚えてたら、、田舎の夜市に行く時なんかは遭遇したときのためにポケットに忍ばせておくといいと思います。

いざ財布から出そうとおもうとなんか面倒くさくていちいち渡すのが嫌になります。

 

2リブ(20円)でも『マカシ、ブー』(奥さんありがとうとお礼をいってくれます)