バリ島マデウィに住む女子の雑記ブログ

いつも波乱含みで周りと同じように生きられない女子の体験エピソード

#13 バリで免許の取得

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 実は今デンパサールの友達の家に来ている。休暇も兼ねてだけど一番は車の免許を取得するためだ。わたしは車を運転している。でも免許は持っていなかった。

子どもが出来てからはバドゥン県、バリの中心部へ行くことも多くなった。片道3時間以上なので、往復は夫と代わる代わる。いつ掴まってしまうかといつもドキドキしていた。わたしは早くこちらの免許が欲しかったけれど夫はなかなか腰を上げず。

お金は間違いなくぼったくられるが、1人で警察へ行ってなんとか頑張れば免許は手に入れられたと思う。KITAS(居住許可証)もあるし。でもバリ人夫がいるのにこんな面倒なことひとりでやらされるのはおかしいだろ?と、なかなか動いてくれない夫にイライラしつつ、毎回警察にビビりながら段取りしてくれるのを待ってた。

そんな中友達とのとある会話で免許の話になった。免許を持たずに街まで何度も来てることにその友達は驚き、取得を促された。その友達はバリ人。バリに越してきた時からだいぶお世話になってる。珍しく正直者なので嘘をつかれたことはないと思ってる。わたしもなんでも話せる仲だ。

免許取得の話を聞いたら車一台につき2ジュタ。日本円で約2万円だという。正直バカ高いと思った。インドネシア国籍を取得していれば約4千円ともっと安く済むんだろうけど、わたしはまだパスポートも日本のもので日本人。外国人。

はっきりとネットなどで確かめたわけではないが、車なりバイクなり免許を持つ日本人何人かからきいたところ、みんな多く支払っている。わたしの周りではなのだが。。

約8千円、約1万2千円、約1万5千円、約3万円、、。

一般の人に混じって取ろうとおもうと朝から晩までの一日仕事だそう。特に先日、イスラム断食明けはレバラン休暇でバリにいる多くのイスラム教徒がジャワ島へ帰省することもあり、1日で1600人の人が警察へ駆け寄りごった返したそうだ。それに比べると多くは支払うが面倒な書類手続きはなく写真と指紋だけのこと。

ワイロワイロのインドネシアだが、4000円に比べれば2万円はあまりに高すぎる。。値段で数日躊躇。

一歩踏み出せないでいたがとある人から『2万円だったら安いもんじゃないですか』と言われた。その人の友人のそのまた友人の欧米人は一年間の有効期限で約3万円取られたと。数年前までは免許証も1年間の有効期限だったのに対し、最近は5年間の有効期限に変わってる。『日本で免許取ろうとしたら30万じゃすまないでしょ?』とも、、。

ここで日本とインドネシアを比べるのも変だと思いながらも、やっぱりバリ人や地元民と同じように暮らすことは永遠に不可能だと、国籍を変えない以上、変えてもなお難しいこともあるとおもう。取れる人からはとにかく取るバリ社会。

住んでいて気候も暖かいし心地よいと思える反面、永遠に自分からも寄り添えない部分がある。だけど結局その人からの一言で約2万円を支払うことに決めた。外国人である以上しょうがないのか。いくらバリ人と結婚してるからと言っても国籍を変えない以上インドネシア国と同等の対応は受けられない。みんな周りもやはりそういう目で見る。

たとえもし国籍を変えたとしてもそれを顔に書いて街を歩くわけじゃなし、まわりは知ったこっちゃない。公的機関で生きるのみなんだと思う。これからもなにかあるごとに取られ続けるんだろう。だからたまに心地悪い。

約2万円のお金はその友達に先に渡した。だからもしかしたらその友達のポケットにさきにいくらか入ってるかもしれない。傷つくだろうし疑う仲でもないのでそれは聞かなかった。でももしそうだったらそれはそれでもいいやと思ってる。最近の物価上昇に加え病気後は仕事も減ったそうだ。

 とにかくなんでも金金金のバリ島。と、いうかインドネシア全体だと思うけど、とにかくバリは最近なんでも金金が目立つ。バリ人同士でもそういう話でもちっきり。外国人としても徴収されまくるが長く生きていけるだろうか。。

ちなみに熱があった子どものおでこにインドネシア版『熱さまシート』を貼り付け、ぐったりしたまま抱えて行ったら、⦅病気の子ども同伴だから⦆と理由で並んでる大勢の人達を一気に飛ばし、ささっと写真と指紋をとって全体でものの15分ほどで終わってしまった。