バリ島マデウィに住む女子の雑記ブログ

いつも波乱含みで周りと同じように生きられない女子の体験エピソード

#17 デング熱?病院行って治らなきゃお祓い。いつもこの順序。

夫は今体調を崩している。今日でもう1週間だ。こんなに長く体調を崩すことはなかなかない。初日から『寒気がする』と言っていた。。デンパサールは毎日晴れているのに、マデウィはここのところ毎日雨。どんよりしているし、じめじめして蒸し暑い。同じバリでもこんなに天気がちがうものなのかといつも驚く。

デンパサールにいる友達と電話してると『こっちは毎日雨よ!この前なんか洪水して玄関まで水浸し!』、、でもそんなときこちらはどうかというとまったくの快晴。雨なんて降る気配もない。バリは東京都の2.5倍というけど平地なのに加えて1.5倍足して山を少し置くだけでこんなに天気も変わるものなのかと驚く。ウブドなども雨が多いと聞く。

東京だとほぼ一種類のお天気模様で済むのに、バリの天気予報は忙しいだろうな。だからこそ遊び方も豊富なんだろうが。この時期マデウィでは咳をしてる人が多い。『ガラガラチュアチャ!』(天気のせい)とみんな言ってる。わたしも子どももいまは咳の真っ最中だ。

夫はここ最近、これになるまで毎晩朝方まで山の方にあるビリヤード場へ通っていた。まだ小さい子供がいるのにそれをほっといて、ひどい時は前日の昼から一度も帰ってこずにだ。保育園のようなところもなく一日中ママと一緒。性格なのか近所の子と遊んで楽しんだあとも駄々をこねることなくさっぱりと別れ、すぐさま『おうちに帰る』という。家が一番安心するようだ。そしてずっとわたしを遊びに誘う。

こんなに可愛いのは今だけだしひょうきんで面白いのでわたしもいつも笑ってばかりで楽しい。でも一人の時間が全くない。このブログを始めたこともありまだまだ書きたいこともたくさんあり、やりたいことが山積みなのだが今は全くできない。子育てに関しては全くのはずれだった。バリの男性がみんなこうなのか?とも思ったが、義理の兄に相談したところみんながそうじゃないと言っていた。あまりに酷い。

言って分からせるしかないので声を荒げて何度も言った。子どもの面倒をみれないし一緒にいてもあまり意味がないので車の運転免許を取得しがてらしばらくデンパサールに泊まりに行くことにした。『一緒に行く』と言ってきたが『面倒もみないのに煙草ばっかり吸われて近くにいられたら邪魔だから来ないで』と返し、『思う存分家を空けてビリヤードやカードゲームしてきてくださいな』とも言った。そして数日後、体調の悪いのを告げてきた。

 

毎晩徹夜するからただの疲れでしょと思った。実際徹夜を毎日続けると体に良くない。ところがその後わたしがデンパサールから帰っても一向に良くならない。外は蒸し暑いのに、毛布にくるまってじっとしてる。煙草も吸わない。

数日間一緒にいた中で『熱計ってみてよ』と体温計を差し出したが、始めの頃40度だったのに対して数日後37度に下がったりしてる。。。『あーーーーー!!わかったこれデング熱だよっ!』わたしは叫び、『デング熱に効く薬はないんだからとにかく水、ポカリ、たくさん飲んでっ!』

わたしも以前デング熱に罹り、入院したことがあるのでちょっとは知っていた。高熱は一定ではなく下がったりする。デング熱だと決め込んで次に怖くなったのは子供がなったらどうしよう。。夫がデング熱だった場合、夫の症状があるうちに血を吸った蚊が子供を刺したら感染する。今季ジャカルタでは100人もの人がデングに罹って亡くなったニュースを聞いたばかりだし、デングが少し変異してるようで大人から子供まで急激にドロップするとの情報もFacebookで得たばかり。超具合が悪そうだし、今責めるのもなぁ。連日の山通いで体力落ちたせいだろうと思ってた。ジャングルまで行くと蚊も狂暴そうだ。

膝を曲げうつ伏せになり両手で頭を抱えてた。吐き気もある。わたしがデング熱になった時のことを思い出しながら『あーーまったく一緒だ』と思った。軽快してくると手のひらなどに斑点が出てくるはずなんだけど、、と手のひらを見てもまだ出てこないねえ、長いねえ、。夜も寝れずついに痛みと具合の悪さに耐えきれなくなった夫は今からプスケスマス(保健所)言ってくると夜中の12時に出かけていった。点滴するため帰りは翌朝になるだろうと、明日迎えに行くわとその気でいたのだが、朝になると夫は家にいる。

あれっ?と思い尋ねたら『全部正常だと言われた』と。『血液検査は?あんな夜中じゃ検査も出来ないでしょ?』、、なんか返してきたけどよく分からない。とにかく病院で正常と言われたのならデングではないってことか、、。(あとになって知人に聞いた話、診療所やそこらへんにたくさんある小さな病院はあてにならないという。検査したと言ってもあまり信じない方がいいらしく、ちゃんとした大きな病院へ行った方がいいんだそうだ。)

実はその前にも2日前だったか夫は違う病院へ『注射打ってもらってくる』と、出かけてる。それでよくならなかったからへも行ったの診療所へ行ったのだが。

こうなったら一体何なのか、、熱は下がってきたものの、まだ身体から冷や汗が出ている。。それにしたってもう発症してから1週間が過ぎる、長いねぇ、きっとあともうちょっとだよと励ました。自分勝手されると憎いのだが、こうして弱ると若干可哀そうに思う。自業自得のような気がするが。。

そして先ほど昼、義理のお姉さんの家の前を通りかかった時、『○○~(うちの子の名前)叔父さん来てるよ~おいで~』と呼び止められた。お客さんが来てるようだ、玄関先で話してる。その人も遠い親戚。親戚が多すぎてもう分からなすぎるが、その叔父さん実は祈祷師のようなことをしてる人でもある。

今までに何度か夫は体調崩したことがあるのだが、病院行っても良くならない場合は最後は決まって祈祷師のような人の元へ行く。実はいつも大体病院へ行ってもほとんどの場合よくならない、薬の効果が薄いのかなんなのか。。思い出せる中でも必ずと言っていいほど怪我などの外傷的なもの以外の内科的な体調不良は祈祷師のような人のところへ行きお祓い的なものをしてもらっている。夫だけだが。病院行って治るくらいならきっとただの風邪なので寝て治せ的な感じなのか。。