バリ島マデウィに住む女子の雑記ブログ

いつも波乱含みで周りと同じように生きられない女子の体験エピソード

#2 マデウィにはじめて来た日

出会ったのは確か1999年、ちょうど2000年のミレニアムの前の年だ。

私はその前、白馬村の高天ヶ原スキー場でリゾートバイトをしていた。

 

約4か月の長期に渡る山籠もりのおかげでお金がだいぶたまっていたこともあり、ボディボードをする友達にさそわれるがまま、バリ島へ2週間旅行に来ていた。

 

実はその前、高校生の時にも一度バリ島へ旅行に来たことがある。

 

母子家庭だったが活発な母が私と弟を連れて、家族ではじめての海外旅行の地にバリ島が選ばれたのだ。

私たちは子供だったし、バリがどこの国でどんなところか全く知らない。

たぶんその頃はバリ島がブームだったのだろう。

 

その時の写真は持っているが、クタビーチでのミチュアミ(三つ編み)おばさんやブレスレットおばさん、マッサージおばさんたちの勢いがすごくて囲まれたのは覚えてる。

 

結局ミチュアミしたけど・・

 

あとはクタのポピーズ通りにある老舗のポピーズレストランでサテを食べた事。

 

そしてチュルク村で素敵な銀細工を買った事。

この銀細工お気に入りだったから今でもどんなだったかよく覚えてるけど、度重なる引越しでどっかに行ってしまった。

繊細な銀の糸を折り重ねたバリの踊り子の壁掛けだった。

いま買ったら高いんだろうな~

 

あとはサンセットクルーズ。あれはサヌールとかからだったのかな?

今もあるんだろうな。

私はミチュアミにお花のレイを首からかけてる写真が残ってる。

 

どこかのカフェでミーゴレンを食べたのが感動的においしかった。

 

それくらいだろうか・・

 

私の母は本当に男並みの行動力で計画性も抜群だったから、小さい頃からけっこういろいろなところに連れて行ってくれた。それは感謝しかない。

 

話はもどり、最初のバリの記憶はそんなもんで、とくによくもなく、悪くもなく。

 

べつにまた行きたいとは思っていなかった。

 

ただ、友達が安いチケットを見つけてきてちょうどゴールデンウィーク前だったからか、確か往復で4万9千円の破格の値段だったこともあった。

現地調達!としきりに言っていた分バリに慣れてる様子だったし、なにより気兼ねなくいられる仲だったから『バリ行こうよー』『ふーん?、いいよー?バリ?』みたいなノリだった。

 

最初の数日間はその子にまかせるままあちこち行ったり、レンボンガン島まで行ったり・・

レンボンガン島はその時はまだ何もなくほんとうにジャングルで、サングラスをかけたちょっとあやしい感じのおじさんがなんとなくいつもくっついてきてたこと。

またジュクンという漁師がのる船に乗ったり、ビーチに転がっているウニをその場であけて食べさせてくれたことなど・・

 

そしてバリ島残すこと3日間というときに、マデウィに行くことになった。

 

『どうしても最後に行ってみたいところがあるんだけど~』と、友達。

もんだいは遠さ。

 

私は車酔いがひどい・・

 

普段のちょっとの移動でさえぐったりなるのに、マデウィまでのマイクロバスの酔い方ったらハンパじゃなく、着いたころには気もちわるすぎて目も開けられなかった。

 

海沿いはカーブが多く、バスもスピードだしてブンブン振るからだろう。

 

ちょうどビーチの先、今はUMADEWI HOTELがある場所に以前はMEDEWI HOTELというのがあって、降りた年配の欧米人たちは私たちを除く全員がそのホテルに入っていった。

 

ここで急に凄いショックを受けたのをよく覚えている。

 

ほんとうに周りに何もなかったからだ・・

 

友達はとなりにいるけどまるでポツンと取り残されたような気分。。

私たちを降ろしてまた発進するちょっと乱暴な運転のバスに『えっ、行っちゃうの・・?!』行かないで~~。と、ほんとうに思った。

 

なぜなら私、さんざん『るるぶ』を読みまくって、最後の方のページにあった『バリのビーチボーイには気を付けて!』だの、『バリにはジゴロがウヨウヨ!』だののビーチボーイに関する要注意事項がつねに頭にあったため、こんな状況では誰かに頼らざるを得ないことを瞬時に悟ったからだとおもう。

 

この時のバリ島旅行はボーイたちに常に気を張っていたから。

 

マデウィという場所がここまでとは、、全く考えが及ばなかった。

 

でも、、そりゃそうだよなぁ、日本の田舎だって何もないんだもん。無人駅のような場所はほんとうにまわりに何もない。

 



マネーチェンジもそこらへんにあるだろうとトラベラーズチェックしか持ってきてなかった。

友達は自分の分のルピアしかないというし。。

 

とにかくとんでもないところに来てしまったという印象。

 

 

まぁでもそれも今思えばのはなし、、どんな土地だったとしても知り合いが一人もいない場所では誰しもそう感じるものだろうとおもう。

 

その後、彼らと出会ったあとは不思議とマデウィの感じ方が違ってきたのも事実でした。田舎には変わりないけど・

出会った頃より若干若い感じの写真